酒餅3にて無残にも失格となったアーマード・バルキリー。復活の酒餅6に向けて再始動をかけたものの、結果には繋がりませんでした。
失格の理由は未完成。何で未完成なの?って所がポイントなのですが、正直、凝り過ぎました。テーマが「私、脱いでも凄いんです!」古い…。なので、中身はイマイ(バンダイからの再販モノ)1/72バトロイドバルキリーに可動軸を仕込んでいます。
これにアリイのアーマード・バルキリーの外装を着せていくため、擦り合わせや可動の考証に時間がかかっていました。この苦い経験が、簡単な工作で見栄えのするFBMB方式へつながるわけで、転んでもタダでは起きない、あ、転んだわけではないか、です。
せっかくなので、各種頭部が付けられるように脱着式として作業を進めてます。
先ずは、数年前から放置していたキットの状態を確認するところから始めました。さすがに年単位での放置なので、接着が剥がれていたり、当時の私に知らんぷりされてた不整合などが山と出てきます。それを、一つ一つ潰していく訳ですが、借金の返済のごとく辛く長い道のりでした。
画像は幅を詰めた方のミサイルランチャーに合わせて、排気口の幅も詰めているところです。ガンプラの金型割を参考にして、合わせ目がフィンにかからないように工夫しています。このひと工夫で大幅に作業量が変わってくるので侮れません。Gパーツさんで買ったハイパーカットソーが大活躍してくれます。
こちらは独自の解釈でバックパックにもカバーが装着されているという設定にしました。本当は左右のミサイルランチャーが装着されているだけかと思います。
太もも横のミサイルランチャーも、中の造形に被せられるように調整しました。このパーツは間違えて接着してしまい、一度ハイパーカットソーで切り離すという惨劇に見舞われました。
旧キットによくあるのが、パーツ同士の接着面が薄く、接着したところから割れてきてしまうという問題です。今は0.3ミリのプラ板を裏打ちに使っていますが、このころはヒートペンで溶接して、強度を出そうとしていました。このペンは半田ごてのようなものですが、接着面が取りにくいけど、強度が必要な場面で活躍してくれます。
本作での山場の一つミサイルです。手作業で作って複製するか、デジタルモデリングに挑戦するか、悩みましたが、この頃は酒餅6に照準を合わせていたので、両方を同時に進めて、うまくいった方を採用するつもりでした。
結果、手作業は精度が出せなくてボツ、デジタルはモデリングで難儀してボツ、となり、二頭を追って二頭とも逃してしまいました。たぶん、精度にこだわりすぎているのだと思うので、目標を下げて再トライです。
強引に曲げていた股関節が破損しました。無理やりな工作が産んだ悲劇。一度パーツを分解して、補強して、再接着です。赤色のランナーがヒートペンの溶接で補強した箇所になります。
接着には輪ゴムが大活躍。グルグルに巻いて数時間放置すればガッチリ固定されます。
キットを知ってる方なら分かると思いますが、内部フレームは新造となりました。狭いし強度も要求されるので難航したところの一つです。未だにいじっていると壊れます。
頭部は3ミリのポリキャップを内蔵して、ボールジョイントの軸に繋がるように作っています。できれば目を光らせたいのですが、これをやると、またまた完成が遠のくので考えものです。
こんな感じにコンパチになります。
肩パーツの工作もやり直しとなりました。やっぱり急がば回れ、ですよね。軸受けのプラパイプがバッキバキに割れてきたので、ポリキャップに変更しました
時間をかけた甲斐あって、こんな射撃ポーズも取れるようになりました。アーマーを着込んでしまうと、全く関係ないですが。
後ろから。
で、改めて着せてみてますが、内部のバトロイドの関節がしっかりすると、着せた後のポージングにも良い影響が出てきます。ふにゃふにゃだったシルエットが、なんか、ビシッと決まる感じでしょうか。工作はまだまだ続きます。(^o^)
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